Kissシリーズ・「義弟とのキス」
けどもう…終わりにしたほうが良いのかもしれない。
「姉貴は…平気なの? オレと離れても」
「離れていても、あなたはわたしの大切な義弟よ。それに変わりは一生無いわ」
自分がどんなに残酷なことを口にしているか、自覚はあった。
けれど義弟の強い思いには、同じく強い思いで返さなければ負けてしまう。
「…姉貴は、さ。本当は起きていたんだろう?」
ドキッと心臓が嫌な音を立てた。
「三年前のあの夏の日、オレがキスしたの、知っているんだろう?」
…触れてほしくないこと、逃げ回っていた現実に、直面する時がきてしまったか。
「ええ…、起きてたわよ」
「ならっ! 分かってるはずだ! オレが姉貴のことを、本当に好きなことを!」
「大声を出さないで。確かにキスされてたのは知ってた。でもその後のあなたの態度でも、充分に分かることよ」
「分かっているなら…受け入れてよ」
「姉貴は…平気なの? オレと離れても」
「離れていても、あなたはわたしの大切な義弟よ。それに変わりは一生無いわ」
自分がどんなに残酷なことを口にしているか、自覚はあった。
けれど義弟の強い思いには、同じく強い思いで返さなければ負けてしまう。
「…姉貴は、さ。本当は起きていたんだろう?」
ドキッと心臓が嫌な音を立てた。
「三年前のあの夏の日、オレがキスしたの、知っているんだろう?」
…触れてほしくないこと、逃げ回っていた現実に、直面する時がきてしまったか。
「ええ…、起きてたわよ」
「ならっ! 分かってるはずだ! オレが姉貴のことを、本当に好きなことを!」
「大声を出さないで。確かにキスされてたのは知ってた。でもその後のあなたの態度でも、充分に分かることよ」
「分かっているなら…受け入れてよ」