Kissシリーズ・「義弟とのキス」
「なっんでっ…!」

義弟が出て行った後、わたしはベッドの上で蹲った。

わたしは彼のことを、本当の弟だと思って可愛がってきた。

でも彼はっ…!

そこまで考えて、わたしは続きを考えるのを止めた。

最後を…結果を考えるのはイヤだったからだ。

その後、わたしは何事も無かったかのように振る舞った。

義弟がキスした時、わたしは眠っていたのだ。

決して起きていたことを悟られないよう、わたしは義弟にいつも通りに接していた。

だけど予定外のことが、わたしが高校一年の時に起こった。

両親が仕事で、海外に行くことになったのだ。

でもわたしは高校入学がすでに済んでいて、海外に行く気は無かった。

なので仕方なく日本に残ったのだけど…義弟もまた、日本に残った。

両親に付いて行くと思っていたのに…。
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