侍は生きている




「俺ん家来いよ」


「は?」



「新見錦知ってるだろ?」


「あぁ…」


「そいつの末裔も痣出来ててさ。俺ん家に居る」



「えっ?」



「俺が、妖刀を集める」


「……」


「お前等を助けてやる」



「……いいの?」


「いいよ」




なんか、やけに素直なやつだなぁ…。



「ヨロシク」


「うん」





こうして、薫は俺の家に来ることになった。
< 16 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop