Love for you 〜この恋を貴方へ〜
突然のプロポーズ
「ねぇ、結婚して」
そう、彼女に告げられた場所は近くの公園だった。
「…え?!」
戸惑う僕を気にも止めず、彼女はスタスタと歩いて自分の家に帰ろうとした。
「ち、ちょっと!…送るよ!」
「…別にいいわよ」
そっけなく返事をする彼女の耳は、後ろから見ただけでも赤く染まっているのがわかった。
きっと、照れているのだろう。