[短]ハロウィンの夜に


このパーティーには、料理もある。
参加する(自由参加)生徒たちからは1500円経費として出してもらう。

その予算で料理を出している。

衣装は以前作られた物だ。


「あ!カボチャプリン!」


ハロウィンってだけあって、料理はカボチャ中心。パンプキンスープ、パンプキンコロッケ、パンプキンハンバーグ、パンプキンアイス…etc…

どれもおいしくて、私はダンスを放置してずっと食べていた。

だって、もう拓兎とは踊れたし満足。なら料理を楽しみたい。


「んー!おいしいっ!」


私が気にいったのは、パンプキンピッザ。カボチャのソースがたっぷりとかかっていて、他の具材との相性も最高だった。


「………もうお腹いっぱい……」


「Shall we dance??」


お腹が満腹になったころに誘ってきたのは、同じクラスの男子だった。

とくに意識したことはないけど、不細工ではない。


「Off course.」


ダンスは食後の運動に最適だった。
「See you!」といわれたので私も同じように返しておいた。


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