【よるの会】疾風雷神の宿題帳
お題2
宇宙戦争~いきなりクライマックス
ドゴオォォン
轟音が響き渡…らない。
空気が震動しない宇宙空間では、音は伝わらない。
静寂の中、要塞が炎に包まれる。
「ソリスティア!生きてるか~!」
火災が起きている区画の切り離し作業をしながら、痩せた小柄な男が通路の奥に向かって叫ぶ。
「ガリエラ!生き残りがいたか。こっちは私だけ助かったようだ」
傾いたドアを蹴り倒し、長身の男が答える。
ガァン、ガァン
崩れた通路を無理矢理押し拡げ、ソリスティアが煙の中から姿を現す。
「どうやら、機関部が制御不能に陥っているようだ。要塞が瓦解するまで数時間といったところか」
顔をしかめ、ガリエラがぼやく。
「一体、どこのどいつが攻めて来てるんだ」
「なんだ、知らんのか」
ソリスティアがつまらなそうに言う。
「オートバトラーが、制御不能に陥って暴走しているんだ。最早、敵も味方もない」
轟音が響き渡…らない。
空気が震動しない宇宙空間では、音は伝わらない。
静寂の中、要塞が炎に包まれる。
「ソリスティア!生きてるか~!」
火災が起きている区画の切り離し作業をしながら、痩せた小柄な男が通路の奥に向かって叫ぶ。
「ガリエラ!生き残りがいたか。こっちは私だけ助かったようだ」
傾いたドアを蹴り倒し、長身の男が答える。
ガァン、ガァン
崩れた通路を無理矢理押し拡げ、ソリスティアが煙の中から姿を現す。
「どうやら、機関部が制御不能に陥っているようだ。要塞が瓦解するまで数時間といったところか」
顔をしかめ、ガリエラがぼやく。
「一体、どこのどいつが攻めて来てるんだ」
「なんだ、知らんのか」
ソリスティアがつまらなそうに言う。
「オートバトラーが、制御不能に陥って暴走しているんだ。最早、敵も味方もない」