CHANCE 1 (前編) =YOUTH=
『やめないで!』
「無理強いはしたく無いんだ。」
『ダ…ダイジョブ。』
「わかった!
もっと体の力を抜いて…。」
『…う…ん……。』
痛さを我慢しているソナが、いとおしくて、出来る限り優しく、たっぷりと時間を掛けて入っていった。
柔らかくて程よく大きな胸にキスを落とすと、ビクッと反応して、俺にしがみついてくる。
首筋から耳まで、少しずつ唇を這わせながら上がっていくと、ソナの口から絞りだしたような声が漏れる。
その声が、一層俺の気持ちを煽る。
そのまま、何回もソナを愛して、3時間後には、ソナは意識を手放していた。
俺は、フトンを掛けてソナを腕枕して抱き締めたまま、朝まで眠りについた。
~♪~♪~♪~♪~
翌朝目を覚ますと、横ではソナが小さな寝息をたてて眠っていた。
俺は、ソナを起こさない様に、ソッと腕を引き抜きシャワーを浴びにいった。
さっぱりとした俺は、バスローブの紐を結びながら、バスルームから出た。
『オッパ、お早う。』
「お早うソナ。
起こしちゃった?」
『ううん。』
「何をニコニコしてるんだい?」
『だって、やっとホントの恋人に成れた気がして、嬉しくて嬉しくて。』
「最初から恋人同士じゃないか!」
『わかってるよ。
でもね、それでも離れている時間が長かったり、その間にTVでギター弾いてるオッパを観ていたら、恋人としての実感が薄れていっちゃったりするの。』
「そっかぁ。
寂しい思いをさせたね!
これからは、ずっと一緒に居ような!
さぁ、シャワー浴びておいで。
その間に、なんか食べるものでも頼んどこうか?
お腹すいただろう?」
『もうペコペコ!
じゃあねぇ、ホットチョコレートとクロワッサンが食べたい。
オッパ!』
「なんだい?」
『チョヌン チョンマル オッパルル サラン ハムニダ。
(私はホントに貴方を愛しています。)』
「コマッソ!(有り難う!)
ナド ソナルル サランヘヨ!
(俺もソナを愛してるよ!)
オンジェ カジガ ナワ チュゴカジ カチガヨ。
(いつまでも俺と死ぬまで一緒に歩んで行こうぜ!)」
『アラゲッスムニダ。
(わかりました。)』
「サランヘヨ!」
『サランヘヨ!』
END