偽り

仁
「俺は……強くならなきゃならい」
銀
「すべての元凶のアイツを倒さなければならないからか??」
「今の俺はまだ弱い。恐らく信長にも勝てない。」

「いつまでもついていくぜ!!俺!!」


その頃
香代の家では狐爪会つまり、当主を含めた九人が座って話し合っていた。
「つまり、なんじゃ??我が祀っておった九尾様が娘の封印を一度解いたのじゃな??」
と一人の老人が言う。
香代の母親が
「はい。」

また一人
「牙狼家は何をやっておったのだ??こちらの依頼を……」

「今回は九尾様が独断で行ったこと、彼等に非はありません。」
と簡潔に言いい、言葉を繋げる。
「今、重要なことは我が娘、香代の所存についてです。」
先ほどの老人が
「我らの当主になる条件は、血をひくこと。それ故に殺すことはできぬ。」
一人の若い男が
「なら、香代様に産んでもらえばよいのでは??我らの新たな当主を」
とニヤリと笑う。
老人が
「柾木よ。下手に刺激を与えて覚醒されたらどうする??」

柾木が
「睡眠薬を飲ませて種を植え付けしまえばいいじゃないですか??」
当主である母親はグッとこらえる。