偽り
仁がニヤリと笑って
「お前おもしろい。ここに住め。」

東間が
(この時の仁が笑った?!)
イリアが手を出して
「……分かりました。なら、私と使い魔の契りを。」
それを仁は握る。

使い魔
簡単に言えば、気を共有したり、記憶や武器をもらうことを意味する。

東間が
「…マジか!!」
イリアが
「『我望む
永久の時が流れ
どんなに叡智
』」
仁が
「『受けようと
この想い
契られん
ここに結ぶ』」

イリアと仁が同時に
「『使い魔の契り』」

と言うと二人の手のひらに印が刻まれた。

仁が
「さて、帰るか。」


と言うと二人は東間を

「ね~、まさか置いてかないよね??」

置いて

「俺、貧血で」

いった。


その後、なんとか霊気を利用して、体を活性化させて血を増やして帰って行ったが、

目からの汗は止まらなかったらしい。


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