偽り
まず、男子に対しては体罰OKの担任を足止めして、もう一人が転校生を教室に案内して親しくなる作戦だ!!
どうだ!!完璧だろ!!と一人誰もいない廊下で高笑いする仁であった。

担任がだるそうに
「うぜ~、俺が男子に教えるか!!……消えろ。」

(おい!!いいのか??今の差別だよな??…だが、甘い!!この生徒は……ヤツなのだ!!)
そう俺のサンドバックもとい下僕である上条東間(カミジョウトウマ)なのだ!!
東間が
「ヒデ~!!いや、分かってたけどさ~。でも、お願いします。」
としっかりとしたツッコミを入れるものの、担任は東間をおいて先に行っていた。だが、そこであきらめる下僕ではない。
(……。なんだ??)
東間が担任の前に入り、
「通りたけりゃ俺を抜いてみやがれ!!」
と言い放つ。担任が不敵な笑みがこぼれ
「ほう~通りたければ、殺せと。」
「いや、殺せじゃなくぬ…」
「いや、この世から消せと」

担任が名簿で思いっきりぶったたく!!
そして、奇声を上げ廊下に倒れる。
< 9 / 57 >

この作品をシェア

pagetop