【中編】火曜日の彼氏は、嫉妬する。[続編]
「そう言えばさ。
香苗の彼氏は?」


尚冶は、不思議そうに周りを見渡していた。


ここに紘がいるわけないし。


てか、なんで知ってるわけ?


私は、尚冶を怪訝に見た。


「母さんがさ。
香苗に彼氏できてから、実家に帰ってこなくなったって。
そんな遠いわけじゃないのにって。
おばさんがグチってたのを俺に言ったんだよ。」


うちのお母さんと尚冶のお母さん、仲いいから。
< 3 / 53 >

この作品をシェア

pagetop