【中編】火曜日の彼氏は、嫉妬する。[続編]
「尚冶も一人暮らしなの?」


「俺は、綾希と一緒に住んでるんだよ。」



さらっと言う尚冶に対して、綾希ちゃんは恥ずかしいみたい。


「ふ〜ん。
幸せで。」


「まあな。
てか、俺と綾希もあそこでバイトすることになったから。」


「えっ?
なんで?」



尚冶は、本当に我が道を進むわね。


「なんか、人手不足って聞いたぞ。
そしたら、おばさんが頼んできたから。」


納得した。


そういえば、卒業と同時に3人やめたんだよね。


たしかに、今、私と佐藤くんは、激務だ。


なかなか、紘と会えないんだよね。


これで、助かるって事か。


尚冶だって、彼女と一緒のバイトなら安心だしね。


「とりあえず、わかった。
じゃあ、またね。」


私は、尚冶から離れようとした。
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