モテ男と地味子の初恋物語
「桂木君って、猫が好きなんですってね?」
「え? ああ、まあね」
小枝子が持ってきたコーヒーに砂糖とミルクを入れ、掻き混ぜながら、俺は米山明日香に適当に相槌を打っていた。
「私も猫が大好きなんです」
「そうなんだ…」
「話が合いますね!」
「そうだね」
よくしゃべる女だなあ。
それにしても、紬は元気ないなあ。圭介が言ってた通りだ。
昨夜は元気にバイバイしてたから、その後で何かあったのかなあ。お袋さんと喧嘩したとか?
ああ、気になる。『どうした?』って聞きたいが、米山明日香がいたんじゃ聞けないよな…
何でこいつを連れて来たんだよ、紬?
「え? ああ、まあね」
小枝子が持ってきたコーヒーに砂糖とミルクを入れ、掻き混ぜながら、俺は米山明日香に適当に相槌を打っていた。
「私も猫が大好きなんです」
「そうなんだ…」
「話が合いますね!」
「そうだね」
よくしゃべる女だなあ。
それにしても、紬は元気ないなあ。圭介が言ってた通りだ。
昨夜は元気にバイバイしてたから、その後で何かあったのかなあ。お袋さんと喧嘩したとか?
ああ、気になる。『どうした?』って聞きたいが、米山明日香がいたんじゃ聞けないよな…
何でこいつを連れて来たんだよ、紬?