モテ男と地味子の初恋物語
紬side
昨夜泣きすぎて瞼が腫れてしまった。それが恥ずかしい事もあって、俯きながら校舎へ向かった。
明日香以外、誰も私の事なんか気にしないのに。
昼休み。
いつものように、明日香と机を寄せ合ってのお昼ご飯。
でも、今日の私のお昼はお弁当ではなく、朝コンビニで買った菓子パンが2個だけ。
「紬、今日はお弁当じゃないんだね。どうしたの?」
「寝坊しちゃって、作る時間がなかったの」
というのは嘘で、お弁当を作る気力がなかったから。本当は学校も休みたかったけど、病気以外で学校を休んだ事がなく、その度胸がなかった。
今まででサボったのは、先日桂木君と公園に行き、授業を1時間サボったのが唯一の経験だった。
明日香以外、誰も私の事なんか気にしないのに。
昼休み。
いつものように、明日香と机を寄せ合ってのお昼ご飯。
でも、今日の私のお昼はお弁当ではなく、朝コンビニで買った菓子パンが2個だけ。
「紬、今日はお弁当じゃないんだね。どうしたの?」
「寝坊しちゃって、作る時間がなかったの」
というのは嘘で、お弁当を作る気力がなかったから。本当は学校も休みたかったけど、病気以外で学校を休んだ事がなく、その度胸がなかった。
今まででサボったのは、先日桂木君と公園に行き、授業を1時間サボったのが唯一の経験だった。