モテ男と地味子の初恋物語
「じゃあ、続きは昼休みに」
それぞれの教室に別れる間際、片山君は私にそう言い残して行った。
お昼休み?
4時間目の授業が終わってお昼休み。
「紬、今日も悪いんだけど、行って来るね」
明日香がちょっと重そうな手提げ袋を手にぶらされながら、申し訳ないという顔をしていた。
その中には、おそらく二人分のお弁当が入っているのだろう。
明日香のと、桂木君のと…
「ううん、気にしないで? ラブラブだね。順調?」
「え? うん…まあね」
明日香の顔が一瞬曇ったように見えたのは、私の気のせいだろうか…
教室を出て行く明日香を見送っていたら、明日香と入れ違うように、片山君が入口にひょっこり現れた。
そして私と目が合うと、「紬ちゃん、ご飯食べよう?」と、大きな声で言った。
それぞれの教室に別れる間際、片山君は私にそう言い残して行った。
お昼休み?
4時間目の授業が終わってお昼休み。
「紬、今日も悪いんだけど、行って来るね」
明日香がちょっと重そうな手提げ袋を手にぶらされながら、申し訳ないという顔をしていた。
その中には、おそらく二人分のお弁当が入っているのだろう。
明日香のと、桂木君のと…
「ううん、気にしないで? ラブラブだね。順調?」
「え? うん…まあね」
明日香の顔が一瞬曇ったように見えたのは、私の気のせいだろうか…
教室を出て行く明日香を見送っていたら、明日香と入れ違うように、片山君が入口にひょっこり現れた。
そして私と目が合うと、「紬ちゃん、ご飯食べよう?」と、大きな声で言った。