花束をキミに・・・
A君とB君


            

とある午前の食事前。
 


AとBという男子が教室の成績表の張り紙を見て睨み合っていた。
 


彼らは中学二年生。来年の受験で評価される今をとても大事にしたい時期だ。
 


BはAに言った。



「この中でライバルいねーなんてのはな、なーんにもしてねー証拠だ」



「おまえレベルに言われたかねーよ」



 鼻もひっかけずAは即答した。二人は同列一位のライバルだ。










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