2番目のオンナ。〜アナタのパートナーは大丈夫?〜
そして月日は経ち…
いよいよ予定日が近付いて来た。
そんなある日、彼が言った。
「あいつ、最近携帯見てるっぽい…」
「えっ?」
心がドクンとなった。
バレちゃった…?
彼とあたしのメールはとても見せられるようなものじゃない。
愛と欲望に満ちた言葉がたくさん並べられていて…
「大丈夫、ロックかけてるから」
「逆に怪しいじゃん」
「証拠掴まれなきゃいくら怪しくたって大丈夫」
「甘いなぁ」
彼は携帯を開く。
「ロック解除されたらどうすんの?ちゃんとメール消しときなよー」
あたしが言うと彼は携帯を見つめたまま笑った。
「消したくないんだもん」
「…全く…」
ちょっと嬉しかった。
奥さんよりあたしを優先してくれてるって感じたから。
そして…