2番目のオンナ。〜アナタのパートナーは大丈夫?〜
「何やってんだよ…ヒナ…ちゃんと部屋で待ってなきゃ危ないだろ」
「会いたかった…」
彼の腕の中で子供みたいにぼろぼろ泣いてしまう。
彼が来てくれた。
大丈夫、彼は離れていかない。
良かった…良かった…
部屋に戻ると彼が傷の手当てをしてくれた。
「…ごめんね会いたいとか言って…明日仕事なのに」
「俺もヒナに会いたかったから」
「…大丈夫なの?」
あたしは彼の顔を覗き込んだ。
彼は優しく微笑んでくれる。
「ちょっとやばかったけど、平気。なぁヒナ」
「うん?」
「離れていくなよ…俺、ヒナが必要なんだ」
「…うん」
彼はまたあたしを強く抱き締めた。
「愛してる」
と彼が言い
「愛してる」
と繰り返した。