レモンドロップス。

近くで見る彼は、戸田君はやっぱりイケメン・・・、いやそれ以上か。


髪は濃い茶色でサラサラ、目は深くて切れ長、まつげなんてあたしよりもはるかに長い。


・・・ってしまった、また見とれていた!



担いでいたギターケースをそっと床に置くと、彼はあたしをチラッと見た。




「あんた、さっき・・・」

「え?」


思わず顔を上げると、あたしをじっと見つめる彼の目にぶつかった。


「俺のこと覗いてただろ」

「はあっ!?」




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