アタシの野獣達



『そっか…。でも今のまま
意味のない喧嘩なんかしてても絶対に強くなれない。

まだ貴方たちには、
足りないものがある。』



「俺たちには
 足りないもの…?」



『そう…きっと貴方たちは
強さの意味を間違えてるんだと思うんだ。

ひたすら拳を振り上げて

ただ”自分の為”に…
”自己満足の為”だけに使い

たとえ相手を潰して、
力がついたとしても…』


「『それは…。
  本当の強さじゃない』」


アタシの声と、
5人の野獣達の声が重なった。

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