アタシの野獣達
あっ、そーだ!!
アタシはさっき
ポケットの中に入っていた
”ある物”を取り出した。
『もし守りたい大切な物を見つけたら全員これを付けてね?』
彼らに、ブルーの色をした
ピアスを渡した。
『もしいつか……。
もう一度出会ったときに、
すぐあの時の人達だって分かるでしょ?
ほらっ!アタシも同じピアス付けてるからさっ』
彼らに見える様に、
髪を掻き分け彼らと同じ
お揃いのピアスを見せた。
「わかった。いつか絶対にまた会おうぜ?」
「次に会うまでに、大切なもん見つけてやる!」
「約束だよー!」
「待ってるからな?」
「最後に名前だけ聞いてもいいか?」
『アタシの名前は
優衣ーーー!
きっといつか会える気がする! またね!!みんなー』