未定
未定










この夏は本当に暑すぎて、彼と触れ合うことがひどく怠かった。



それは性行為も同様で、回数と同時に快楽も失っていくようだった。

空調の効いた彼の車内やホテルの部屋だとしても、そのけだるさは増すばかりで、愛情というものがすっかり擦り切れていることに気付いた―――8月の中旬。






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