王子様との1ヶ月
規則
今日はいつもよりも少し早めに学校に着いた
1時間目から期末テストのため、ノートを開く
数分もすると後ろのドアが開いた
「大貴ぃ…」
「あっ漣、おはよー…って何そのクマ!?」
のそのそと入ってきたのは高校に入学してからの友人[高田 漣]
性格は良いとして…とにかく、こいつは馬鹿
俺も頭が良い方ではないけど、漣みたいにワースト1を取るほど落ちぶれてはない
「お前勉強した?」
「俺だって頑張ったんだぜ?けどさ…教科書開いた瞬間に、こう、意識がフワーって…で、気が付いたら、もう朝…」
「結局1教科も勉強はしてないんだろ」
「うん」
………