王子様との1ヶ月
チャイムが鳴って皆が席に着き、答案用紙が配られる
(漣、最後の最後までカンペ作ってたけど…今回も最下位だろうね…)
始め、という先生の合図で一斉にシャーペンを動かす
(以外に簡単じゃん)
予想以上に早く終わったため、少しうつ伏せになって目を閉じた
ようやく無事に試験を終え、絶望した顔の漣を引っ張ってファミレスに飯を食いに行った
この時まだ俺は平凡なただの高校生だった
あの地獄の成績表が張り出される前までは…