恋をして・・傷ついて・・
ほんとに今さらだ・・賭けのこと忘れてみいのことホンキになるなんて・・


今まで遊んでた罰があたったんだな・・・


失意のまま俺は授業をサボり、ベンチで腰かけてると・・


「ねぇ・・ルイが女にホンキってほんとかな?」

「そんなわけないでしょ?あたしルイの男友達が酔って話してるの聞いたんだから・・賭けだったんだって!でも、いつまでも彼女ずらしてるのムカつくから、今日の朝、あの女にばらしてやったの、すっきりした~」

「え~悪いな!でもいい気味きゃはは!」

俺はその話が聞こえて心底怒った。

女たちは俺が聞いてるって気づいていないみたいだな・・・

だが許せず・・


「おいっ!」

女たちはびっくりしていた・・

聞かれたと思ったんだな・・

「あっ・・ルイ・・」


「お前か・・みいに話したの!」

俺はそいつを睨んだ・・

一度遊んだがあんまり記憶にない・・


「何よ・・どうせわかることじゃん・・」

「お前にはカンケーねーだろ!彼女でもないのに恋人ずらするんじゃねーよ!てかお前ダチすらでもねーじゃん・」


女は一瞬怯んだが・・

「私のときはいっかいきりでさよならなのに・・あんな子に口惜しかったのよ・・でもどうせ別れるとこだったんでしょ・・だったら・・」

「別れる気なんてねーよ!賭けなんてどうでもよかったんだ・・なのに・・お前の所為だ!」

俺は怒りで思わずその女をひっぱたく・・。

「バシッ」

一緒にいた女は怯え・・

「酷い・・なぐるなんて・・」


殴られた女は頬に手をあて・・

「俺だって怒るんだ・・どうでもいい女には容赦ねーからな!今度みいに何かしてみろ!
殴るだけじゃ許さないからな!」


いつの間にかギャラリーが出来ていた・・



「ルイ君・・怖い・・・」

「女に手を上げるなんて・・」



俺の評判は落ちたな・・


でもどうでもいい・・

俺はみいをどうやって取り戻すか考えた。
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