三つの月の姫君
「おまえ何してる」
「そっちへ行ったらダメでしょうー。今ならもれなく間違いもなく、出ますよ! アレが」
「ああ、何かはでるだろうな。だから行くんだ。女々しい態度はよせ」
「ミスター。考え直して、お願い」
青年が叩かれた手をさすっていると、重々しい物がたてるきしみが誰にも聞こえた。
「そっちへ行ったらダメでしょうー。今ならもれなく間違いもなく、出ますよ! アレが」
「ああ、何かはでるだろうな。だから行くんだ。女々しい態度はよせ」
「ミスター。考え直して、お願い」
青年が叩かれた手をさすっていると、重々しい物がたてるきしみが誰にも聞こえた。