三つの月の姫君
「で……?」
「……」
青年は男の胸ぐらをひっつかんで、乱暴に揺すった。
だが、男は閉じた目を開く気配がない。
「寝るなー! あんた、こんな肝心なとこで寝とぼけてる場合かー!」
「……」
青年は男の胸ぐらをひっつかんで、乱暴に揺すった。
だが、男は閉じた目を開く気配がない。
「寝るなー! あんた、こんな肝心なとこで寝とぼけてる場合かー!」