オリヴァー・ジョーンズの事件簿
……

くそっ。目覚めの悪い夢を見せてくれたな…。

私の中に屈辱と苛立ちが支配する。

この私、オリヴァー・ジョーンズの夢の中に入り込むとは、私ほどとまではいかないだろうが、相手も中々の腕の持ち主だ。
実力こそ認めるが、その行為自体は決して許さん!

ん?怒りで我を忘れそうになっていたが、気づけば、暗幕で徹底的に光を遮断してるハズの私の部屋が少し明るい。

どこからか日差しが漏れているのだ。

「まだ朝か。」

私の活動する時間ではないが、また寝るとあのくそ生意気な男に侵入される。

癪にさわるが、起きるしかないのか。

めんどくさいな。
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