オリヴァー・ジョーンズの事件簿

……

「んー。ピッカピカ！」

一時間かけて事務所内を隅々まで磨いたり、掃除機をかけたりなどした。
たぶん、漫画とかの表現方法でこの事務所内の綺麗さを表すなら、ピカピカという擬音と星の形を模した小さい光がちりばめてあるだろう。

やっぱり掃除はいい！特に一日の始めにすることで、きもちよく仕事もできるし。

ちょうど掃除が満足いく形になった時に、ガチャリと事務所のドアが回る。

「ちぃーっす！おっ、和也。相変わらず綺麗だな」

そこに立っていたのは無精髭にスーツ、髪の毛は坊主が伸びたような感じの男の人が立っていた。

「九条さん！おはよっす！」

この人は九条 悟さん、アラサーの絶賛彼女募集中の同じ事務所の先輩だ。

「ほい。朝飯。昨日は遅くまでご苦労だったな。」

近くのコンビニで買ったらしい袋を僕に差し出す。

中にはおにぎりの昆布と鮭、それのお惣菜が入っていた。

どれも僕が好みのチョイスだ。