珍・うばすて山
ウバ太は母親に相談することにした


ウバ太:という次第なんですけど・・・おっかぁでも分からないですよね

ウバ子:簡単なことじゃ。縄を円状にしたものを燃やすんじゃ。灰を縄にしようと考えるからダメなんじゃ。そうでなく、縄を灰にしたら、ええ。


なるほど。確かに。そう思ったウバ太は縄をそのままの状態で焼き、それをお殿様に持って行った

ココはお殿様のお屋敷の庭である。屋敷の縁に座すお殿様に対して、ウバ太は庭に座した


お殿様:おっ!!コレはすごい。確かに縄じゃ。しかも、灰で作っておる。誰かっ・・・ウバ太に褒美を取らせよ

家来:ははっ!!


てなわけで、ほくほく顔で褒美をもらったウバ太は、さっそく母親の元に行った

ウバ子:そりゃ、よかったの。ウバ太や

ジーさんB:今日は打ち上げじゃの。

ジーさんA:わしゃ、ステーキがいいの

ウバ太:お前ら、何もしてないだろっ!!


しかし、代官の嫌がらせはコレだけでは済まなかった
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