恋ごころ




ガラガラッ-


教室のドアを勢い良く開ける
数学の先生…。


凄い楽しそうな顔してる。
先生は、補習の授業が好きなの!?



普通は補習がない方が嬉しいはずなのに…




「よーしっ、全員揃ったな?
補習の授業始めるぞ−。
えっと…教科書59ページ開けろ−。」





…はい。
補習始まりましたぁ。笑


つまらないに決まってるけど、
これちゃんと受けとけば期末が意外と
いけちゃうんだよ〜笑


だから、ちゃんと受けて
毎回ある補習授業の最後の小テストを
1発合格して
早く帰れば何かと得が多い。



だから頑張って授業を聞いてたら、
いきなり…



バシッ。



「……って。」


「市原。
補習まで寝るとはいい根性してるなぁ!?
おまえ、
こないだのテストだって赤点だったろ…。
いつも寝てて、また赤点とったら
留年だからな。」


「わかってるよ…。」



「ちゃんとやれよ。
んじゃ、続きやるぞ。」






ん?
いちはら??


どっかで聞いた事あるような…。
先生に叩かれた人を見ると



蓮だった。





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