あなたに出会えて。
なんか今日はダルイ・・・・

そんなことを言いながら、私たちは、学校の門をくぐる。

机に着くなり、私は顔をうつ伏せ、大きなため息をこぼす。

『はぁ・・・。』
「・・・加奈さん?幸せ逃げるよ~~~ため息なんかついてると」

私は顔を上げると。

『・・・和也かよ・・・』
「なにさ加奈さん。『和也かよ・・・』って・・・酷いなァ」
『つか。加奈さんっての止めろ。気持ち悪い。』
「・・・・加奈さんは加奈さんでい~の!」
『・・・はぁ・・・』
「あっまたため息!!」
『誰のせいだよ!!!気分悪くなった。』

私は屋上へ行った。

今日は晴れていて、雲ひとつない。飛行機雲と飛行機雲が交わった線が目立つ。
そして私は
『・・・・・。空・・・・・』
と小さくつぶやいた。

そして、私は。


キーンコーンカーンコーン

・・・

『ん・・・・』

どうやら私は寝ていたようだ。。

「加奈さん・・・起きた??」

イヤな声が・・・・

『・・・・和也かよ・・・・』
すると和也は・・・・

「また『和也かよ・・・・』かよ!!」
『近づくな。気分悪い。私帰る。』
「え~~帰っちゃうの??」

私はそんな言葉も無視して、教室へ向かい、鞄を取り出し、外へ出た。

その途中、先生にどこへ行くのかと聞かれたが、気分が悪いので帰る。と告げた。

ウソではない。本当だ。・・・・和也のせいで。

< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop