013★
「いちについて、よーい!


 どんっ!」

サッカー部は、人気なのか
全員で30人くらい居る。

でも、そんな中でもやっぱりトップは…。

田代(タシロ)先輩!


シュート率高くて、優しくて、実は…私の好きな人。


「あー、やっぱ。

 田代、1番かー。

 円(マドカ)、あと少しなのになー。」


琴葉先輩は、田代先輩と同い年で、円は私と同じ学年。

「おつかれさまでーす。」

私達は、部員にスポーツドリンクを配っていく。


琴葉先輩とすれ違う時、そっと耳元で琴葉先輩がささやいた。

「ホラ、田代の所行って来なって!」
「はいっ。」


私は、田代先輩にスポーツドリンクを持って行った。

「お疲れ様ですーっ!」
私から、コップを受け取るとニッコリさわやかに笑顔を見せた。


「ありがとう、美羽ちゃん。」


「でっ、で、で、では!」

ズキューンってな、感じで


ズキューン致死量です。
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