013★
アタシが、あまりの嬉しさに笑顔を隠せないで居るのを見つけた

琴葉先輩が、駆け寄ってきた。

「どぉよ、どぉよ。

 田・代・と・は!」
「えっえええ、そんなっ。

 ふ…フツーですよぉ。」
琴葉先輩は、ゼッケンを干しながらニコッと笑った。

「でも、田代も幸せ者ねぇ。

こーんなに、かわいい美羽に愛・さ・れ・ちゃ・って!」
【愛されちゃって】で、顔が真っ赤になる。

ダイスキな田代先輩に

「好きです。」
「愛してます。」
って言えたら、この切ない感じは吹き飛ぶのかな?


でも…。
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