013★


『俺ら

離れてもいいからなー!』


涼太はVサインを出した。


『えっ…。』

涼太にとって、そんなものなのかな。
離れててもいい…か。

『えっ…て、そりゃそうだろ?』
当たり前のことのように言う、涼太。
『ん・・・、先生…に呼ばれてたんだった。』
何かわからない、モヤモヤする。
でも、寂しい。涙が出そう。

私は、立ち上がるとダッシュで屋上へ行った。
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