013★
『で、いつ告んのよ?』
『掃除の後ー。』
そう、聞こえた。
盗み聞きじゃないけど、あれは誰でも聞こえるような声。
今は、15:10。
もう掃除は終わる。
先に告るしかない!
『志月、蓮、美羽…。』
私は、ほうきを部屋の隅に立てかけた。
『ん?』
『どした?』
『文…?』
志月達は、きょとんとした顔でこっちを見た。
『りょ…うた。知らない?』
『涼太ぁ?』
みんながうーんと、首をかしげた。
『あっ、みー。知ってるよ!』
美羽が手を挙げた。
『ど…どこっ!?』
『ごみ捨てに行って…。えーと、茉里に呼ばれてるからついでに行って来るって言ってたよ。』
『ごめん!抜ける!』
私は、教室を飛び出した。
『掃除の後ー。』
そう、聞こえた。
盗み聞きじゃないけど、あれは誰でも聞こえるような声。
今は、15:10。
もう掃除は終わる。
先に告るしかない!
『志月、蓮、美羽…。』
私は、ほうきを部屋の隅に立てかけた。
『ん?』
『どした?』
『文…?』
志月達は、きょとんとした顔でこっちを見た。
『りょ…うた。知らない?』
『涼太ぁ?』
みんながうーんと、首をかしげた。
『あっ、みー。知ってるよ!』
美羽が手を挙げた。
『ど…どこっ!?』
『ごみ捨てに行って…。えーと、茉里に呼ばれてるからついでに行って来るって言ってたよ。』
『ごめん!抜ける!』
私は、教室を飛び出した。