カミレンジャーコラボスペシャル!

「うわっ・・・それは痛い!」


 思わず、レッドが声を上げた。


「それは・・・無いわね・・・。」


 ピンクも同情の声を上げる。


「スイマセン・・・敵とは言え、そこはかなり同情します。」


 実くんも、慰めの声をあげる。


「・・・・・・・・・きっと、いいことあるわよ、眉見ちゃん。」


 恵にいたっては、完全に眉見ちゃんよりだ。


「・・・・・・・・・悪い、俺が名前を聞いたばっかりに・・・。」


 津也さんまで、申し訳なさそうな声を上げた。


「・・・・・・・・・・って、ちょっとまてぇぇえぇぇえええええ!!」


 それに対して声を上げたのは、他でもない眉見ちゃんの持っている斧本体である。


「うわっ!斧がしゃべった。」


 実くんの驚いた声


「いや・・・サバイバーはしゃべるが、それは契約者の脳波の中だけで、こうやって聴覚に直接訴える声を上げるサバイバーなんて・・・。」


 津也さんも驚いた声を上げるが・・・


「そうでしゅ・・・俺がこんな名前をつけたばっかりに、このクソムカつく名前をした斧はしゃべりまくるのでしゅよ、『俺の存在価値はこの斧みたいにでっかいぜ』と、主張するように、ミミッちく、うじうじと・・・。」


「いやいや・・・俺、そんなミミっちくは・・・っていうか、おかしいだろ!俺、何で斧?っていうか、普通コラボとかだったら、相手のキャラに敬意を表するとかしようよ!何、俺そんな立ち居地?なんだか、本編以上に酷いいじられ方してない?」


「・・・・・・・・・・うるせぇ~・・・・。」


 思わず本音が漏れるブルー


「うわっ!唯一の味方だと思われた青い人からの攻撃が来た!」


 青い人呼ぶな。


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