理想の恋人−上司との恋愛事情−
兄との過去
あたしは水谷リーダーに言われるがまま荷物をまとめた。



部屋を出る時お兄ちゃんに何度も呼び止められたけど、振り向きもせず水谷リーダーに背中を押されながら出ていった。



水谷リーダーの車に乗りこむと安心したのかまた涙が溢れてきた。






「泣け…お前は泣いてても可愛い」





そんな事を言ってくれる水谷リーダーに心の中で感謝した。



軽蔑してもおかしくないのに優しくしてくれる水谷リーダー。




ほんとに、ほんとにありがとう……。






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