理想の恋人−上司との恋愛事情−
俺のノリが軽いから出会ったばかりの女ですら『純哉』って呼び捨てだった。





「で、何の用だ?」


「あ、今日ね、大学時代の友だちと飲みに行くから帰り遅くなります」


「何時だ?」


「えっと、分かんないけど終電には帰ります」


「迎えに行ってやろうか?」


「フフッ…純哉さん、優しくて何だか彼氏みたい」





満面の笑みを浮かべて言ってくる有美加。



我慢してるのに…その笑みはねぇだろ?






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