理想の恋人−上司との恋愛事情−
俺は有美加の肩をギュッと抱き寄せた。




「で、返事は?」


「えっ?返事?」


「プロポーズの」


「あたしでいいの?」


「嫌だったらプロポーズなんかしてねぇよ」


「でも、付き合ったばかりだよ?」


「28年間生きてきて、有美加は初めて本気で好きになった女だ。だから迷いはねぇ」






< 181 / 303 >

この作品をシェア

pagetop