理想の恋人−上司との恋愛事情−
純哉さんの顔を見たら今まで見たこともないような冷たい瞳をしていた。



あたしの肩に置いていた手もゆっくりと離されていく。






「………純哉さん?」


「………………」






あたしが呼んでも眉一つ動かしもせず無表情なままだ。





「有美加、お前にそいつはふさわしいない。早く離れろ」


「いい加減な事言わないでよ」


「いい加減じゃない。本当の事だ。そいつに聞いてみろ」






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