理想の恋人−上司との恋愛事情−
当たり前だけど、親が事件を起こしたとき、全ての人がうちの家族を拒絶した。



親戚も友だちも近所の人たちも。




だから有美加も拒絶して当たり前だと分かってるが、有美加だけは違うともどこかで思ってる。



俺が車に乗ってエンジンをかけると助手席のドアが開いた。






「純哉さん…置いて…帰らないでぇ…ヒクッ……」





急いで追いかけたのか息を切らしながら泣いてそう言う有美加。



こいつは…追いかけてきてくれたんだな……。







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