らぶきゅん【続】
洵介先ぱい、救出!
「ふふふふっ…」
あたしは今、目の前に立ちはだかる一軒家を見つめている。
ここが洵介先ぱいのお家。そしていつかあたしも、ここに結婚の挨拶をしに来たりするのかなぁ?
って…キャッ。ちょびっと考えただけで、あたしの胸はキュンキュンワールドだなぁっ。
「ワンワンッ!」
すると近くの家の犬に吠えらた。うるさいぞっ、あたしは今、洵介先ぱいとの未来に浸ってたのに。
あたしは再び家を見つめ、深呼吸した。いざ、出陣!
ピーンポーン♪
チャイムは鳴らしたものの、誰かが出てくる気配はない。うーん、どうしたものか。そう思っていた時だった。
「…あのー、誰?」
あたしの後ろに、洵介先ぱいに似た男のコが立っていた。