らぶきゅん【続】
「……」
しかし中からは…返事ナシ。途端にあたしの胸はざわつき始めた。
洵介先ぱい…も、もしかして死んじゃったりしてないよね…?熱が上がりすぎて…。
「助けなきゃっ!!」
不安な気持ちを押し退けて、あたしは慌ててドアを開けた。…が、
「…れ?」
なんと、ベッドには誰もいなかった。あたしは布団をはぎ取ったが…ベッドには洵介先ぱいはいなかった。
え…もしかして…ゆーかい!?てか窓も開いてるし…え…本当に?あたしの脳裏には嫌なことばかり浮かぶ。
今頃誰かに連れていかれちゃって縛られて…あぁぁぁ。
どうしよう…どうしようどうしよう。あたしの大事なマイキュートダーリンが拐われちゃった。