らぶきゅん【続】





ダダダダ…と階段を駆け降りて洵介先ぱいはリビングへ。あたしは追いかけて、リビングのドアで止まった。


「た、泰す…」


「お母さーん、洵介ったらヤベェよ」


洵介先ぱいの呼び掛けを無視して泰介くんは買い物袋を下げだお母さん゙に話しかけた。


「なになにー?どうしたのよ、泰介?」


「洵介がな、病人という理由をつけて彼女を襲おうとし…」


「やめろーっ!!」


泰介くんの誤解に割り込む洵介先ぱい。


「おおおお俺は、襲ってない。逆に俺が襲われそうだったんだっ」


「洵介、そんなこと言わないで正直に答えなさいっ」


「だからマジだって」


「…ってちょっと待って?」


゙お母さん゙が首を傾げた。シンっとなったリビングに緊張が漂う。


「泰介…今、洵介に彼女が…って言ったわよね?」


「…言ったけど?」






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