らぶきゅん【続】
「しししし洵介先ぱい、ま…また熱上がっちゃってますよね!!?」
「…そ…かも…し…んない」
「うわーんっ。洵介先ぱい、死なないでくださぁぁぁいっ!!」
「わか…たから…黙れ」
そう言って、ゆっくりと自分のベッドへ向かう洵介先ぱい。あたしは背後から洵介先ぱいを支えた。
「い…いって」
「ダメです!!洵介先ぱいに長生きしてもらうには、嫁のあたしの手助けが必要なんですっ」
「だ…れが…嫁だって?」
不覚にも、かすれ声で話す洵介先ぱいにも胸キュンしてしまった。はっいけない!!洵介先ぱいは今、病人!!しっかりするのよ、真柚!!
「あ…ちい…」
さっきまでの洵介先ぱいは嵐のように消え去り、目の前には弱々しい洵介先ぱいしかいなかった。