らぶきゅん【続】
だから…だからねっ、誰にも渡したくないんだよ。洵介先ぱいはあたしのモノなんだもんっ。
「…あれ?真柚、あれ見なよ」
香里に言われた方向を見た。するとその先には勇斗先輩と大和先輩がいた。あれ?でも…
「おーい真柚ちゃーんっ」
勇斗先輩があたしに手を振ってきた。後から大和先輩も軽く片手を上げた。
「よっ!」
「こんにちはっ。あのー洵介先ぱいは…?」
「あははっ。絶対に聞くと思ってたよ」
勇斗先輩の言葉に大和先輩がうんうん頷いた。
「真柚ちゃんは残念だけど、今日洵介は休みだよー」
「えっ!?」
い、今何とっ!?
「な、なんで洵介先ぱい休みなんですかぁっ!?」