らぶきゅん【続】
「どうぞー」
家の中から洵介先ぱいのお母様の優しい声が帰ってきた。あたしはそぉっとドアを開けた。
「こんにちはっ」
「あら、真柚ちゃん!いらっしゃい。昨日はありがとうねっ」
「いえっ、洵介先ぱいは大好きな彼氏ですから♪…あの、洵介先ぱいの具合は…?」
「洵介?洵介ならもう元気ピンピンよ♪真柚ちゃんのおかげで!」
「本当ですか!?じゃあ…」
「でも残念ね。洵介ってばちょうど今、部活に行っちゃったところなのよー」
え゙!?
「゙バスケしなきゃ体が起きない゙って。病み上がりだから、休みなさいって言ったんだけど…」
「そ…そんなぁ」
ショックだよぉ。洵介先ぱいに会えると思ってオシャレも頑張ったのにぃ…
ガーン。