らぶきゅん【続】
「わ…わかりました」
「あっ!ちょっと待っててくれるかなっ?」
「は、はいっ?」
お母様はバタバタしながらキッチンへ消えていった。あたしは首を傾げながら待った。
それから少しして、お母様が戻ってきた。
「実はね、洵介ってばお弁当を忘れてたのよ!だから、よかったら…届けてくれないかな?」
「えっ?」
「もし、真柚ちゃんが学校に行くならの話なんだけど…」
「い、行きます!!洵介先ぱいに会いに行きますっ!!お弁当も持っていきます♪」
「ありがとう、助かるわっ」
そしてあたしはお弁当を受け取って、愛する人がいる学校へと向かった。