らぶきゅん【続】






あたしの心は大ショック。だって1学期最後の日に大好きな洵介先ぱいと会えないなんて…。


「なんかアイツ風邪引いたみたいだよ」


「風邪…ですか?」


「あぁ。熱があるってさ」


「ねねねねねねね熱っ!?」


あたしの頭の中には洵介先ぱいが悪魔(病気)と戦っている姿が思い浮かんだ。


…そしてヘロヘロな洵介先ぱいは負けちゃって、悪魔の餌食に…。


「いやーっ、急いで救出しに行かなくちゃっ!!!!」


「何言ってんの。あんた今から終業式じゃん。サボるの?」


「で、でも…」


「サボるのは洵介は嬉しくないんじゃない?洵介のためにも、ちゃんと終業式を終えてから洵介んとこ行けば?」


大和先輩の言葉には何も言えなかったんだ。






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